強制的に大人にさせられる
毎日、通勤列車に乗っていると見かける私立の学校に通っていると思われる小学生。
彼らを見ると、私は、「強制的に大人にさせられているのだな」と感じてしまいます。
地元の歩いて15分くらいの小学生はまだ布団にいる頃、私学に通う彼らは大人に囲まれて電車に揺られています。しかも満員列車。
騒ぎたい年頃だろうに、大人しく静かに電車に乗らなくてはなりません。足を踏まれても、他人がふらついてどつかれても我慢しています。彼らはみな、顔が大人びています。しかし、どことなく死んだ顔をして会社に通う私たち大人の様にも見える瞬間があるのは何故でしょう。
大人と一緒の条件で通勤列車に乗る以上、大人のルールを守らなければなりません。もっと子どもらしく振る舞えたらどんなにいいことか。教育にお金をかけている、親の期待するレールから外れないためにも大人のように振る舞うことが家を出た瞬間から、そうしなきゃいけない。
大人になったら我慢することはたくさんある。
毎朝の通勤列車だってそう。大人になっても嫌です。
やっと列車を降りても、嫌なことたくさんありますね。
根も葉もない噂をするやつとか、パソコン・スマホすらまともに使えないのに役員だとか、社内政治が上手くて仕事をしない同僚とか、個人的な事情をぶつけてくる上司とか。
学校だってそんなに楽しいもんじゃない。
友達と上手くやっていけるかとか、テストの順位がどうだとか。部活の人間関係だとか、どうもそりの合わない教師とかさ。
せめて早起きして電車に乗るくらい、大人になってから我慢すればいいのではないのかなぁ。
目の死んだ顔の小学生を見るたびに、社蓄の
社会人は切なさを感じてしまうのです。
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