井上陽水Ver.のSAKURAドロップスは失恋の悲しさゼロ!
お題が桜ということで、桜にまつわるお気に入りの歌を紹介します!
タイトルの曲ですが、井上陽水が歌う、宇多田ヒカルのSAKURAドロップスは、「宇多田ヒカルのうた 13組の音楽家による13の解釈について」というアルバムに収録されています(敬称略)。
以下、両曲を比べ紹介しますが、私は井上陽水ver. 、宇多田ヒカルver. それぞれの良さがあると思うので、両方とも好きです。決して優劣をつけるつもりでもありません。
それでは曲の紹介です!
タイトルのまんまなのですが、
まっっっったく失恋の悲しみが感じられない!
仕上がりになってるんです(※個人の感想です)。
宇多田ヒカルver.は、PVでの彼女の哀愁漂う姿としっとりした歌声と美麗な映像で、「あぁ、いつかこの失恋の悲しみが癒える日がくるのだろうか(いや、そんな日は来ない)。」みたいな悲壮感が波状攻撃してくるイメージです、
が!
この井上陽水ver.は、めっちゃノリノリ。全体がアップテンポになってます!
イントロから想像できない、悲しい歌詞の連続!
陽水ver.のアップテンポにのせて~♪
『恋をして 終わりを告げ 誓うことは: これが最後のheart break』
ぜんっぜんハートブレイク感ないんですよ、これが…。確かに、失恋で狂った風にも聞こえるが…。
『どうして同じような パンチ何度もくらっちゃうんだ』
ここ、「あたしってホント馬鹿…。」みたいなテンションで後悔をする場面なのに、『あ~またやっちゃった、失恋(テヘペロ)』みたいな明るさ。
『止まらない 胸の痛み 超えてもっと君に近づきたいよ』
そうそう「もうヨリ戻ることなんかないのに願うだけは許して…。」という切なさ…ゼロ!
『一周りしては戻り 青い空をずっと手探り』
うん、繰り返す季節、靴がすり減る…。夏も秋も過ぎて一年引きずってる…感、ゼロ!
ただ、これは、伏線だったんですよ。ぜんっぜん歌詞にそぐわないと思われるこの曲調…。最後にバシッっとはまるんです!キャッチャーミットに、バシッーっと150キロ超のストレートがはまるみたいな。もしくはイチローのレーザービームでホームベースでさす感じ。
『恋をして 終わりを告げ 誓うことは: 今日が最初のgood day』
宇多田ヒカルver.は、悲しいし忘れられないけど、自分でいい加減、忘れなきゃね…という、再スタートを痛みを伴いながら、かつ、後ろ髪引かれつつの「最初のグッデイ」だと思ったのです。
しかし、陽水ver. は、「また新しい恋しようぜ!!!」というような軽さ!驚きの軽さ!
この歌詞のために軽い曲調にしたのかしら?と予想します。
このどんでん返しが心地よくて、ついつい聞いてしまう…。病みつきです…。手羽先やスルメみたい…。
こんな軽い曲調、聞く気分になれないっ!と思う方も、リピートで流していたら、気持ちが変わって、「そうだ!失恋から解放されて、新しい恋愛を始めようぜ!いつまでもくよくよしてもさ、仕方ないよ!」と背中を押してくれる井上陽水ver. の虜になるでしょう…。
卒業の季節、桜が散るように失恋した皆様、失恋のお供に、思わず笑ってしまうくらい軽いアレンジの、「SAKURA ドロップス井上陽水ver. 」聞いてみて下さい。
この文では伝えきれないです、『グッデイ』の良さが...!
新品価格 |
他にも、椎名林檎、浜崎あゆみなど良曲たくさんです!全部紹介したいくらいです。このアルバム大好きです。
宇多田ヒカルのうた -13組の音楽家による13の解釈について- 新品価格 |
↓クリックしていただけると励みになります。